コラムページVol,100 January 17, 2013

 今年は誕生日(13) に鹿島神宮に参拝して来ました。まだ池袋の極真会館総本部で内弟子をしていた頃から神殿に掛けられていた『鹿島大明神』と『香取大明神』と記された掛軸に興味を持ち、いずれは参拝したいと思っていましたが、やっとその一方だけ実現出来ました。伊勢神宮や明治神宮に参拝した時もそうでしたが、参道を歩むと何か神秘的なものを感じ、気持ちもピシッと張りつめた感があります。翌日が成人の日だった事もあり、その日を迎える多くの若人が晴れ着姿で参拝しており、娘を連れていた僕は『いつぞや、我が子も彼女らの様に振袖を羽織って神社に出掛ける日を迎えるのか...。』と感慨深くなりました。 因みに、この日は天気も良く少し暖かかったのですが翌日は一転して大雪に見舞われ首都圏の交通はマヒ状態になってしまい、つくづく『行動を先延ばしにせずに良かった』と空から降り注ぐ雪を見ながら思いました。

  年に何回あるかないかの雪の日ですが、首都圏の積雪対策或いは首都圏に住む人々の積雪への対応の認識が余りにもお粗末では? 僕も偉そうに書いてはいますが、シカゴでの経験が無ければ四国育ちの私も無関心であったろうと思っていますが...。 雪も夜には小降りになり、午後9時頃には雨に変わったのですぐさま家の周りの雪かきと車に積もった雪を払い落としました。雨の中での作業は大変でしたが、そのままにしておいたご近所は翌朝凍りついた雪を取り除くのに相当大変そうでした。 昨日のうちにやっておいて本当に良かったと心の中でホッとしたのは言うまでもありません。外を歩けば目の前で高齢者が滑ってお尻からドスンと転んでしばらくうずくまった場面に出くわし、そのご婦人、雪が積もった歩道を避け車道を歩いていたので後ろから車が近づいて来ており、意識があるのは分かりましたが咄嗟に駆け寄って車の運転手に注意を促しながら傍で話を聞いてみると、どうも近くの整形外科まで診察に行く途中だとか...。 しばらくすると、ご婦人が僕の腕に掴まって立ち上がれるまでになり、たまたまお知り合いの方が通りがかり「あとは一緒に病院まで行く」というのでその方に託しました。一連の対応ですが、自分でも驚くぐらい落ち着いて冷静に行動できたと自画自賛しています。 これも空手の稽古を通して得た『平常心』のなせる業か? 

  シカゴのように雪が積もればすぐに幹線道路は除雪された上で凍結防止の塩が撒かれ、裏道に入れば近くの住民が雪かきをして歩道と車道を確保すれば首都圏のようにたまにしか積雪が起こらない地域では被害を少なく出来るのでは?と思ってしまいます。もちろん米国では突然誰かに『滑って転んでけがをしたから』と損害賠償請求をされたり、裁判所からの呼び出しの通知が届かないためにやっていると思いますが...?あの行動の素早さには感服します。余談ですが、ティーンエイジャーは雪かきのバイトで稼げるのこともあり大喜びです。46回目の誕生日、改めて決意しました。『今、やれることは、いま立ち向かい』決して『今度』とか『次の機会に』とかと先延ばししないようにする!』と。  押忍

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