心構え March 27, 2013

 日本では年度末ということもあり、今月は『締め』という雰囲気をあちらこちらで感じました。 とりわけ、娘が通う小学校でPTA役員を仰せつかっている関係で来賓として卒業式に出席する機会に何回か恵まれましたが 『ただ座っているだけでは・・・。』と思い、その場での卒業生たちの心理を自分が過去に体験してきたその時の想いと重ね合わせながら偉い方々の式辞、祝辞を聴かせていただきました。来月に入れば今度は入学式がありますが、これは何処も同じ日に行われるため、あちらこちらに出向く必要はありませんがGWを過ぎる辺りまでは色々な初会合が続きます。

これまで私にとっては身体を動かしながら伝えるというスタイルであり、なかなか口だけを動かせて伝えるしぐさには慣れていません。それ故に時としてあらゆる会合が僕にとって、とても退屈なものに感じられます。さーて、向こう一年この気分を乗り越えてどれだけ意義ある集まりに感じられるかを思案中であります。

話しを戻しますが、何事も終わりを迎えると、その後に待ち構える『始まり』という事に不安を覚える人、待遠しいと思う人、何も感じない者と、人はそれぞれ様々な思いを抱きながらその時を迎えると思います。僕の体験を振り返ってその時の心の中を思い起こしてみると、やはりいつの時であっても不安が先立ち、それを払拭しようとガムシャラに突き進んだように思います。 だから、何かをはじめる人にあえて僕がアドバイスをするならば『少々の不安』は持ち合わせた方が良いし『一切の不安がない』という事はありえないと思っています。

  先日、埼玉県鴻巣市で空手の大会があり、3人の子供たちが組手の部、型の部に出場しましたが結果はよくありませんでした。ただ、道場で普段慣れた相手との組手と試合で初めて対峙する相手との組手に挑む際、心境の違いを小学生であっても何かを感じ取ってもらえたとするならば、それは彼らにとって今後の成長に繋がり得る大きな成果だと信じています。 

  私が伝えたい事は、何事に於いても技術や知識もさることながら『心構え』というものが備わっていないと大成する道のりは厳しいのでは?との思いです。特に、同じ人間でもそのバックグラウンドが違う人たちと対峙しなければいけない時、その『心構え』は試されると思うのは私だけだろうか・・・・?  押忍 !

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