現実を語れるように! October 06, 2013

 私は、この4月から娘が通う小学校のPTA会長を務めていますが、半年ほど経った今、あちらこちらから学校内での問題を耳にするようになりました。表面上は穏やかそうに見えていても実際は崩壊寸前という状態もあるようです。そういった話が耳に入ってくる度に『武道の指導者として責任を持って役立っていかなければ!』と強く感じています。 学校の先生たちがいろんな意味で封じ込められ、思うように指導が出来ていない中、親たちも手をこまねいて何も見い出せない中で、数多くいるであろう経験豊富な真の指導者たちに何れこの国をLead する子供たちの教育に携わって欲しいと願っています。

  話し変わって、先日まだ成人前の女性がジョギング中、中年の男に強姦されそうになり抵抗した際、男が持っていたナイフでその男の足を刺し出血多量で死亡させる事件がありましたが、その女性の行為について『正当防衛か?どうか?』のクエスチョンをするマスメディアや人権派弁護士がいましたが、状況が詳しく分かれば分かるほど『正当防衛』としか思えないし、中年男の『自業自得』だろうと思うのは私だけだろうか? これを問題視する輩は何か感覚おかしくなっていませんか? 頭にある知識と呼ばれるものでしか考えられない或いは机上の空論でしか語れないお偉い方たちが多くなっているような・・・気がしてなりません。

 ある者は、『もっと適切に対応できたのでは?』とか『ナイフで刺さなくても・・・?』とコメントしていましたが私に言わせると、まさにテレビや映画の見過ぎかTVゲームのやり過ぎで現実というものが分かっていない人物たちです。

  どの世界にも同じように空論でしか語れない輩はいますが、空手の世界で言うなら組手試合に於いて、いつもの稽古通りの動きが毎試合出来たらチャンピオンになれるだろうと思われる人はたくさんいますが誰しもがその通りになれないところに大きな意味があるのだと感じます。 いざという時に100%の自分を出しきれない己と向き合う事で、より向上しようと思うものであり、より精進する気持ちになり、自分の弱さを知り得るのだと思います。しかし、この事を理解せずに一方通行の指導しか出来ない指導者が存在する事も事実です。

 どんなに日々訓練していても、その時に起こるうる様々な要因で思い描くように動けないのが常です。ましてや、この女性のようにパニック状態にある中で腕力も自分より強い相手に対し『冷静に判断してお互いが傷つかないように対応しろ!』というのは到底無理な話だと考えますが・・・?  押忍!

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