本物を知る/See the truth  November 16, 2013

 つい最近まで何年か前と同じようにマスコミが一流と呼ばれるホテル・レストランの食材偽装の追求を連日報道していました。 重箱の隅をつつくように何事も完璧でなければいけないがごとく調べ上げ、まさに正義の味方気取りそのものと感じたのは僕だけだろうか? いつものごとく何かあると当事者を記者会見の場に引きずり出し相手が言い返せない状況をよいことにまるで公開尋問のように矢継ぎ早にくだらない質問を投げかけていました。 街角でインタビューを受けている人たちも『一流だから信じていたのに!』とか『もっと厳しくチェックしてもらわないと困ります』と言った誰かに頼るしか頭にないどうでもいいような声ばかりでした。 多分、編集をしてそういった意見を集めて流しているとは思いますが...? 僕からすると『どこどこで獲れた何々を誰々の店で高い金を出して食べたいという欲だけを先走りさせているとバカを見るよ!心から本物を味わいたいと思うのであれば自分で現地に行って育てるなり、捕獲して自分で腕をふるって料理し食するしかないぞ〜!』と思います。だいたいお品書きや店員の説明等は話半分ぐらいに受け取り、参考程度にして書かれたまま、言われるままに受け入れない知恵を備えねばなりません。これは、これまでの私の人生の実体験から出来上がった考え方かもしれません。特に米国での生活経験は大きな影響をもたらしたと感じています。 みなさん!もっと本物を見極められる感覚を磨かないと悪知恵の働く奴らにいいようにあしらわれてしまうで〜!

  空手でどんなに素晴らしい空蹴り、空突き、型が出来ていたとしても、その稽古だけに頼っていたのでは実戦でそれほど役に立たないかも知れません??? 技が自分のものとして使えるようになるには、相手を置いての組手が不可欠であり、それによって自分の技を最大限に活かせる間合い・タイミング・心のあり方等を身に付けていくものであると信じています。ただ、それさえも『実戦』という名の下には不十分であると思います。 実戦では、その時の心理状態も含めたsituation というものが最も影響してくるかと思います。 

  ここで頭に浮かんできた小杭和尚の話しを記してみたいと思います。『本物は自らを「私は本物です!」とは名乗らない! しかし、偽物は声を大にして「俺は本物だ!」と叫び続けていなければいけない』 さあ皆さん!本物を見分けれるようになるまで経験を積み上げるべし!  押忍!

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