さぁ!2014年の始まり January 06, 2014

 ここ所沢で気持ちも新たに2014年を迎えましたが米国では中西部から東部にかけて厳しい寒気が覆い、シカゴ辺りは気温が摂氏 -24℃になっているとか? これにシカゴ名物のミシガン湖から吹きつける強風が加わると体感温度は -30℃以下になっているのでは?と思ってしまいます。 こうなると肌をさらして外に出歩くなんてことは考えられず目・鼻・口 以外を全て覆ったマスクを着けていても外に出れば痛くて仕方ないぐらいの寒さです。 それに加えて降雪も多いとなると家の中でじーっとしている他ありません。シカゴでは室内に入ると外がどんなに極寒でもT-shirts ・短パンで過ごせるほどの暖かさに暖房を思いっきり効かせてありますが、この暖房システムが故障していたりすると命にかかわるほどの危険な目に遭います。 私も一晩だけアパートの暖房が壊れてダウンジャケットの上から毛布と布団を何重にも巻きつけてベッドルームで一夜を過ごした経験がありますが、この時の寒さときたらどうしようもなかったのを思い出します。 この時期は人気のないところで車が故障でもしようものなら死を意味すると心得、常に車の点検を怠らなかった記憶もあります。

  その年から数年さかのぼったある年明けにシカゴからニューヨークの道場への出稽古にAmtrak (全米にまたがる鉄道網) で向かったのを思い出します。その時も何十年ぶりかの大雪に見舞われ通常15時間程で到着するところを32時間程かけてセントラルステーションに着き、預けていた荷物を受け取ると『外に積み上げてたんかい?』と思うぐらいスーツケースの中までびしょびしょに濡れていましたが、たどたどしい英語では文句を言っても相手にもされず悔しい思いをしました。また、所持金も少なくタクシーに乗らず、真夜中に大きな荷物を引きながら地下鉄と雪が積もってまともに歩けない歩道を道場まで徒歩で向かったのを思い出します。あの時は真夜中の地下鉄に乗る怖さや一人で夜中のマンハッタンを歩く恐怖心よりも早く道場に着きたいと一心不乱の表情で突き進んでいたのかチンピラ風のグループとすれ違ったりもしましたが絡まれることもなく無事に道場まで辿り着き翌朝からは大山茂総主の竹刀を受けながらのサンドバック練習が始まりました。あの時に経験した厳しい状況の中での稽古が後の大会で良い成績を生み出す原動力になったのは言うまでもありません。 ただ、もう二度と経験してみたいとは思いませんが・・・。(笑)

  さてさて、私にとって2014年はどんな一年になるのだろうか? 楽しみでもあり不安でもありますが未だ働き続ける心臓が止まらない限り全てを良しとしてその瞬間、瞬間を活かしていきたいと思います。 押忍

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