一期一会 December 31, 2008

 今年のクリスマスにも Hawaii, New York, Chicago からカードが届き、しばし友人達の顔を思い浮かべていました。 みんな空手を通して知り合い、それぞれが得意とする分野において彼らに助けられ、僕はアメリカ生活を続ける事ができました。 そう思うと『出会いってとても大切なものだ』とつくづく感じ『一期一会』の大切さ、大事さに気づかされました。 先日も大津道場に通う大人たちで忘年会を催しましたが一人一人がそれぞれ違う分野で活躍されており、僕のカラテクラスに興味を持ってくれたことで知り合い、年の瀬にはお互いに酒を酌み交わすことができました。『出会う』ことに言い表しがたい奥深さを感じたひとときでした。

  つい一か月程前には風呂から出てリビングでくつろいでいると僕の携帯が鳴り始め相手の番号を確かめましたが、見覚えがなく「余計なセールスか何かかなぁ?」と思いながらもとりあえず出てみると、聞き覚えのない声で「あの〜大津道場…???」 僕が少しぶっきらぼうに「えっ!」と聞き返すと今度は「ヒデさんですか?入り合ったs」との声。 そんなやり取りをしているうちに段々とその声に記憶が甦って来ました。 声の主は、当時沖縄からシカゴに留学していたU君で、彼はシカゴのダウンタウンにある大学(因みに三浦道場埼玉の廣瀬先生もこの大学を卒業)を卒業後、プラクティカルトレーニングビザを取得し、しばらくはアメリカに滞在しようと計画していたようですが、思うように事が運ばず帰国を余儀なくされてしまい、それ以来の連絡になり、実に十数年ぶりに聞く声に懐かしさと驚きが入り交じって何とも不思議な気持ちにさせられました。 ちょうど生まれてから今日まで沖縄に行ったことがなく『近いうちに行ってみたいなぁ〜』と考えていた矢先で、この縁に大感謝でした。 わが道場のWebsiteを偶然に探し当てて僕の連絡先が分かり電話をくれたとの事でした。 このサイトもいろんな面で役立つんだなぁ〜としみじみ思いました。

  シカゴには様々な立場の人が日本から来ていたためか帰国後、日本国内で活躍する姿を目にする機会が多々あります。やはり人間生きていく上で『縁』を大切にしていかなければいけないのだと学びました。 『縁によって助けられ、縁によって思いが叶い、縁によって道が開く』僕自身の体験で実感した思いです。 さてさて『きたる新年は、どんな新しい縁が待ち受けているのだろうか?』ふと、そんな事を思いながら大晦日を過ごしています。  押忍 

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