健康   Sep 8, 2009

 先般行われた衆議院総選挙で長崎?区からか立候補していた福田衣里子さんが、これまで無敵を誇っていた自民党候補を破り見事当選を果たされました。 以前、彼女がC型肝炎を患いながらも全国の肝炎患者救済の為に奔走している様子がテレビに映し出されていたのを思い出します。 この肝炎という言葉を耳にして思い出す事をここで書きたいと思います。

  もう、あれから10年程経っただろうか? ある日、大津道場シカゴにがっちりとしたガタイの良い日本人が「空手を習い始めたい」とやって来て、すぐに入門手続きを取りクラスに参加しましたが、道着の下には七分袖のT-shirtsを着ており、その時少々違和感がありました。 そこは、冷暖房完備で冬の寒い時期でも運動しやすい温度に設定されておりT-shirtsを着込む理由が見当たりません。後々になって彼からその理由を直接知らされ納得しました。 実は背中に立派な鯉が滝登りをする入れ墨が彫ってあり、若かった10代後半から20代前半にかけて関東を中心にした広域暴力団組織としてやんちゃな日々を過ごしていたそうです。 ここまで聞いただけだとただのバカという話で終わってしまいますが、その後アメリカに入国して苦労をしながら4年制大学を卒業し、クラスメイトだったポーランド人女性と結婚し僕がシカゴを離れる頃には郊外にtownhouse(一軒家が集まった集合住宅)まで購入して幸せな生活を送っていました。 ただ、イレズミを彫った時に針から肝炎に感染してしまったそうです。 ある意味、いつ発症するか分からない病気と一生付き合わなければいけない宿命を背負っているわけですが、その事をもろともせず自分を磨こうとする彼しかり、福田さんしかり、そのひたむきな姿に感銘を受けました。 ハンディキャップをハンディキャップと感じず、それをバネに自分の可能性を見出そうと努力する人たちに私は心から拍手を送り応援したいと思います。 

  話変わって、何の心当たりもありませんが小心者の僕は早速近所にある行きつけの病院で肝炎検査を受けました。 最近、検診オタクのように事あるごとに片っぱしから身体に関する検診を受けています。 今のところ深刻に考えるような結果は出ていませんが『20代・30代の頃は、こんな事考えもしなかったのになぁ?』と微笑してしまいます。 なんせ、友人には 「50歳まで生きれたら本望で人生50年で充分だ!」などと大見えを切っていた20歳頃の私を思い出しました。今では娘が成人し独り立ちするまでは元気でいたいし、自分自身もまだまだこの世にやり残した事があり、それらを成し遂げるまでは簡単にくたばってはいられない!と思っています。 健康ではありながらも50歳まであと8年と迫った今、身体の健康を第一に考えながら日々の行動する自分。 先ずは五体満足で今日まで過ごせた事への感謝。そして、五体満足に生命を授け育ててくれた親への感謝。 あ〜あ 今日は、健康を考える一日となりました。  押忍

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