違いがわかりますか?     February 27, 2010

 冬季オリンピックゲームが行われているVancouverで以前1カ月ほど過ごした経験があります。 世界一住みやすい都市に長年選ばれているだけあって僕自身もこのまま住みついてしまいたいと思わせるようなところでした。 なんといってもシカゴと比べ魚介類の新鮮さ、豊富さに驚き食べる物すべてがおいしく感じました。世界中どこに住んでも日常的においしい食事にありつける場所は、この世で一番の至福でしょう?僕だけかもわかりませんが?() Vancouverは中国からの移民が多いためか?特にChinese foodが抜群! サンフランシスコのチャイナタウンでも何軒か食べ歩いたけど僕はVancouverの Chinese restaurant の方が旨い物にありつける確率は高いと思いました。環境も良いよね〜! 英語も通じるし治安も日本に比べれば悪いんだろうけどアメリカの都市に比べれば安全に感じました。 嘘かホントかアメリカの永住権を持っているとカナダの永住権も取りやすいと聞いたような...? しかし、うちの家人は僕が以前勧めたボルダー・コロラドの方がお気に入りのようです。

  ボルダーと言えば、日本のマラソン選手がよく高地トレーニングに訪れていたようです。 ボルダーはデンバーから車で3040分走ったところにあり、環境がとても良く、友人の来住先生が『正義館』の名で道場を開いています。 極真会館の木山選手も世界大会前に竹師範らと訪れ、その道場を拠点にトレーニングキャンプを張り、見事チャンピオンに輝いたと聞いています。 あの辺りは空気が薄いため、やはり心拍機能を強くするのには良い条件の揃ったところなんでしょう? しかも、環境が抜群にいい事もあり、来住先生の話では購入したコンドミニアム(分譲マンション)の価値が一年で倍になり、当時はバブルそのものの勢いだったようです。 最近は連絡をご無沙汰しており定かではありませんが、『高いだろうなぁ』と勝手に想像してしまいます。 僕もリタイアしたら、いや!リタイアしなくても『これまでに住んでいないところで生活をしてみたい』という欲望がもくもくと湧き上がってきます。 日本に住んでいると、転勤でもない限り知らない土地へ移り住むという機会がなかなか無いようですが、アメリカ人はよく引っ越しをします。そして、その割にはプロスポーツの地元チームへの愛着心は想像をはるかに超えるものがあります。 僕がシカゴを後にする年だったと思いますが、地元シカゴカブスが、この試合に勝てばワールドシリーズのファイナルに駒を進めるという試合でカブスの選手が打ったホームランボールをファンの一人がキャッチしようとしたところ、取り損ねたあげく、そのボールをフィールドに落とてしまいホームランと認められず、これを機に勢いが相手チームに移ってしまいカブスはファイナルに進む事ができませんでした。その瞬間から数十人の警官がそのファンの警護にあたり、自宅も24時間体制の警護が数カ月続き、結局この人物は他の州に引っ越していったように記憶しています。 狂信的なファンが多く、命の危険を感じたからです。 確か、彼の行為によって勝ちを拾った相手チームが本拠地としていたフロリダ州知事から彼に『フロリダに引っ越して来れば家と当分の生活費を保障する』 オッファーがあったようにある新聞が報じていた記憶があります。 まぁ彼がフロリダに移り住んだかどうか僕の知るところではありませんが...。 

  ところで何が言いたいかというと、何でもかんでも信じ込みすぎるのはよくないという事。 とかく、肩書きの立派な人が言う事、なす事はすべてが正しいと思われがちですが、僕はクソ生意気な奴と思われる事を承知で、あえて自分の経験値を基に判断をするよう努めています。 その為には、より多くの知らない土地で自分とは異なるより多くの人と接し、より多くの経験を積まなければなりません。良いことも悪いことも含めて…。 押忍

inserted by FC2 system