男はつらいよ! April 4, 2011

 先週末、シカゴまで24日の短い旅をしてきました。自宅がある所沢からだとシカゴまで片道16時間程かかるため慣れているとはいえやはり疲れます。JAL便で行くと現地に朝方到着するのでレンタカーをPick up 後、短い滞在時間を有効に使おうと直ぐにあちらこちらに活動開始です。まずは事前にアポイントメントを取っていた三浦師範の許へ、道場で1時間程お話をさせていただき今度は私の永住権を担当してもらっていた上に歯科医のご主人には歯のcareまでしてもらったNancy & Doug 夫妻の家へ向けて1時間ほど車を走らせました。シカゴ市北部のミシガン湖畔に拡がる閑静な住宅街にある家に着くと、たまたま立ち寄っていた長女のNikaとフィアンセが一緒に出迎えてくれました。事前にご夫妻は夕方のflightでユタ州へ数週間のバケーションに出掛けるスケジュールだと聞いていたのでほんの僅かな時間での再会となりましたが、7年ぶりに会った彼らは共にトライアスロンを始めたり、バイクで湖畔を駆け巡ったりとアグレシィヴに充実した休日を過ごしているようで以前にも増して『元気パワー』がみなぎっていました。 

  時間はあっという間に過ぎ、そこからまた1時間程かけてステイ先のホテルまで戻って来ると家人と子供達は就寝中。 家人は乗務だったので分かるけど子供たちには「お前ら!機内でも十分過ぎるくらい寝ただろう!」と言わずにはいられません。まだまだ、時差ボケ解消法を心得ていません! 僕は、そのままホテルのスイミングプールへ直行して50分程泳ぎ家人が起きて出掛ける準備ができる頃合いを見計らって部屋に戻り、近くのステーキハウスへ夕食のための予約を入れる係をおおせつかりました。ところが、土曜日の夜という事もあり「夜の9時半以降でないと受付けられない」との一言。 これには子供達が大ブーイング!「お前ら!寝てただけなのに何でそんなに腹が減るんや〜!」と心の中でつぶやきますが、ここはぐっーと抑えて笑顔で「シカゴの夜景を観にダウンタウンのたか〜いビルに登ろう!」と誘い、また1時間程の道のりをドライブに繰り出しました。ダウンタウンに入り駐車場を探しながらグルグル車を走らせていると、たまたま郊外で行くつもりだったレストランの姉妹店を見つけ混んでいそうな雰囲気でしたが、有無を言わさずレストランの駐車係に車を預け店の中へ駆け込みます。でも、案内係の美しいブロンド嬢は笑顔を絶やさず「2時間待ちになります」とクールに一言。それに対し「Oh my god !」とつぶやきながら6歳になったばかりの娘を前面に出し、いかにも空腹で駄々をこねてるように見せかけます。これが功を奏したかどうかは分かりませんが15分程待った頃「Mr. Otsu, follow me」とすんなりテーブルへ案内されました。(笑) そうして腹を満たし夜景を満喫し久々にミシガン通りに吹き荒れる強烈な風を浴びた我々は一路ホテルへ。車中を見渡せば皆ご就寝中。「いいかげんにせいよ〜!」と心で叫びながら200km以上は運転しただろう今日一日を振り返りました。 「いつになっても男はつらいよ!」

  何だかんだ言いながら町は変化し私が居た頃、近づけば必ず犯罪に巻き込まれる感があった地域は開発が進んで高級マンションが建ち並び、その住人たちを当て込んだ幾つものデパートメントストアーが軒を連ねていました。とはいうものの以前ここを住処としていたギャング達や貧困層の人達はどこへ行ったのだろうか?  押忍

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