基本稽古とは? (bases) June 17, 2011

 昨夜、家人が帰宅するなりひと言『ニューヨークから歩いて帰ってきたから脚が疲れたよ〜!』と。 確かに?世界中どこへ行っても乗務している限り、徒歩で行ったり来たりしているふうな感覚だそうです。 日系Carrierの乗務員、言われてみれば機内では、あっち行ったり、こっち行ったりとせわしなく動いてるような? 近々、万歩計をプレゼントをしなければと思う! 

  そういえば、私もFacebook利用者の一人ですが、このシステムの利用者が急速に世界中に広がった訳が僕でも実感出来るほど、とても便利に感じます。 それを見ていると親友であるTaka は『いつNew York の自宅に居るんだろう?』と思うくらい世界中を飛び回ってビジネスをしているようだし、日本に住んでる友人たちも年から年じゅうあちらこちらと忙しなく過ごしている様子がよく分かります。 また、永く音信不通になっていた友人から突然連絡が入ったりと色々懐かしめる事も盛りだくさんです。

  こういうネットワークシステムの便利さをわれわれ国際武道空手道連合に属する先生方で充分に使いこなし共有していけば、より良い意志疎通が図れるのではないか?とふと感じました。 その一方で我々は、わが身で感じ取れる sense(感覚) というものをより磨き上げていかなければ指導者として、いや一人の人間としてバランスを欠いた考えを持ってしまうような? 武道家を志す者の一人として、日本の現代社会においては敬遠されがちな『武士道精神』を今一度問うてみたい。 

  ここに来て何を書きたかったかを忘れてしまいましたが、何事も無駄と思われるマニュアル的な物、動き、考えを使いこなし、やり尽くし、知り尽くした上でデジタル的なものを取り入れていくという基本的な事が疎かになると、有事に慌てふためき訳が分からなくなり、自分自身さえも見失ってしまうのでは? そんな考えから大津道場では、己の身体を最大限有効に活かし、尚且つバランス良い動きの基礎となる『身体の軸をぶれさせない事』を己の身体に叩き込む基本稽古を重視して行います。 この基本的な動きが無意識にこなせるようになれば、少々無理な動きをしても身体を痛めることなく、色々な場面に応用できると僕は踏んでいます。

 さぁ〜! 僕自身、三戦立ちでの動きに今一度気を引き締めなければ!  押忍

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