Adjustment (適応)  August 01, 2011

 最近、我が家ではアフリカのケニア共和国に旅する計画が持ち上がり、一年がかりでのスケジュール作成に取り組んでいます。幸い、首都ナイロビに数年滞在し、地域紛争の研究に没頭する傍ら空手道に精を出し、帰国後も我が道場で汗を流しながら大学院でPh.D取得を目指すM氏より、色々な情報やアドバイスを受ける事ができるというのも我々の心を『野生の王国』に向かわせた要因の一つです。 私もさる事ながら家人も定期便・チャーター便を通して未だアフリカの地に足を踏み入れた経験はないそうで、近い将来の初体験を目指して日常嫌な事案があっても乗務に勤しむ心構えとの事。M氏曰く、やはりそういう土地に行くには色々な病気を想定して、それらに対する予防接種が必要になってくるようです。とりわけ黄熱病に対してmustではないものの接種を受けた証明が無いとVisa取得が難しい模様。さぁ〜!どっぷりと便利な生活に浸たり、何物に対しても抵抗力の弱くなった我々の身体、たかが一週間程といえども適応できるだろうか? 

 さして、組手も適応性が求められるものだと思います。トーナメント形式の試合で勝ち上がっていくには違ったタイプの組手をする相手、初めて向き合うタイプの組手をする相手、自分と同じようなタイプの組手をする等、それぞれの対戦相手の特徴を瞬時に感じ取り、それらに適応し勝ち抜いていかねばなりません。その為には己がそれらの場面に適応できるだけのCapacityを保持していなければならず? それは永い年月をかけ体験を通して練り上げていくものであると考えています。 日常生活でいうと幅広く人々と出会い、人間関係を築いていくことによって、いつしか出くわすであろう『苦手タイプ』に対しても何ら臆せず対処できるのでは? もっと深く掘り下げれば、人間関係の最もたる恋愛においても誤解を恐れずに書くと僕の考えは『早い時期から異性との交際に慣れる』です。 例えば『どんなに強い思いがあっても相手の気を引く事もままならず、その思いが受け入れられない現実がある事を知り、それを以て自身を改善していく過程を学び、そこにひとつの成長がある。』と考えるのは私だけか・・・?

  特に、生き物を相手にする場合は困難極まりない! その時の事情、状況、気分に左右される事多し。 組手に置き換えると、ある得意技を同じフォームで同じパワーで同じように出しても極まる時とまったく役にたたない時がある。 

 瞬時に適応する事の難しさ、恐るべし!

 押忍

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