Difference(違い) or Wrong (間違い)   October 24, 2011

 自分とは違う文化がbackground にあり、違った考えや習慣を持つ相手に応対する時は何においても『違いがある』ということを認識した上で対応するよう心掛けています。とは言うものの、これまで頭に血が上ったり、イライラしたり、悩んだりした場面を後で振り返ってみると『違い』を知るところまではいいのですが『その相違を理解する』というところまでは出来ていませんでした。そうすると『俺が正しくて、オマエは完全に間違っている!』もしくは 『これが正しくて、そっちはまるっきりダメ!』という接し方になってしまい、あげなくてもいい血圧を上げ、感じなくてもいいストレスをしっかりと感じる羽目になっていたように思います。 争いごとは、だいたい相手の事情やそれからなる相手の言い分を受け入れず、すべておのれのCapacityにはめ込んで判断するところから始まっているように思います。だからこそ僕は、その容量を拡げるために体験を伴った知識を数多く得るよう声を大にして言いたい!私の身近で最近何かそういう出来事があったという訳ではありませんが、ふと頭にアメリカ生活を送る上で非常に必要だと感じた『違いの認識』という文字が浮かんできたので書いてみました。

  帰国当初から、せっかく独学と実践で鍛え上げた英語力を無駄にしないようケイブルチャンネルで英語圏のTVドラマやCNNを観るように心掛けていますが、やはり言葉の違いだけではなく、日本のそれらとの『数ある違い』を肌身に感じています。どちらがどうのこうのという訳ではなく、まさに『difference』というものを実感します。なかなか言葉では言い表して伝えきれませんが・・・・・。

  日本に居ても世代間の違い、立場の違い、生活環境の違いなど、数えきれない『違い』がうごめいていることに気付かされます。ただ、僕は『違い』と『間違い』を勘違いしないよう胆に銘じてはいますが、しばしその分別に惑わされること多し。なんせ、テスト問題のように『これが絶対に正しい』と解答できない事ばかりに回答を迫られる状況によく出くわします。空手の動きにしたってそうです。私が道場で教えることには、私がこれまでに教わった技・動き・考えを私のこれまでの体験に照らし合わせて、私が『これはこうあるべきだ!』と自信を持って判断し、手を加えた事を伝えています。もしかしたら、それは他の指導者からすると『間違い』と思われるような事かもしれませんが・・・?

  いつの日に於いても、それを正しいと判断するのは『その時の時代』であり、『その時の立場』であり、『その時の考え』であると思っているのは私だけなのかな?

 おーっと!これ以上、余計な事を書いて道場生が減ってしまっては困るのでこの辺で手を休めます。  押忍

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