あ〜無常  May 29, 2012

 先日、ニューヨークの友人から知人の悲報を知らされ、とてもつらい気分で日々を過ごしています。 その彼とは二十数年前にデンバーで行われた大会に出場した際に知り合い連絡を取り合っていた空手界の先輩です。ただ、Boulder, Colorado在住の彼とは頻繁に会う機会はありませんでしたが、道場を訪問させてもらった時は何かとお世話になり、酒をよく酌み交わしました。私が日本に帰国してからしばらくは連絡が取れない状態でしたが、昨年末にFacebookを通してやっと連絡がつき近々元気な顔を見に行こうと考えていた矢先の訃報であり強いショックを受けています。 いま思えば、2年程前に家族を伴って現地を訪れた際、色々と手を尽くし再会できるよう試みましたが、連絡先が変わっていたようでそれが叶わず心残りのまま帰国せざるをえませんでした。 あの時、予定を延ばしてでも捜せば大きな町ではないので会えたかも?との思いが強く『後悔先に立たず』の心境です。 私より6歳ほど年上ですが、まだまだ元気な年代でもあり、何かのアクシデントに遭ったとしか考えられず、思い当たる人に確認を取ってみましたが、死因は家族のみにしか知らされず非公開であり知り得ることが出来ませんでした。 もう酒を酌み交わす事も語り合う事も出来ないかと思うと空しくなるばかりです。 彼がこの世を去ってから既に数か月が過ぎていたようで遺骨は既に帰国していて都合がつき次第、手を合わさせていただける許しを遺族から伝えられたのがせめてもの救いです。  合掌

  話変わって、この週末からは24日の旅程でサンフランシスコを訪問し、在米中、大変お世話になった小杭総長の引退謝恩パーティーに出席する傍ら、現地で空手を広めるべく日々活躍中の友人である富山氏の道場で稽古をさせてもらう手筈になっています。彼とは20年前の大会の初戦で戦い、私は負け、彼はそのまま勝ち続け、その年のチャンピオンになりました。あれから4月で丸20年が経ち、偶然にも再会出来るチャンスが巡って来た次第です。 対戦した後も時々は大会会場で会えば挨拶や世間話をする間柄でしたが、なかなか親しくサシで語り合うチャンスは最近まで訪れませんでした。その彼ともFBを通して数年前より連絡を取り合って今回の運びとなり、心ワクワクしています。 FBuploadされた写真を見ると今でも筋骨隆々の身体から突きや蹴りがスクリーンを撃ち破って飛んで来そうなオーラを感じます。 だから!彼には事前に強く伝えています。 決して僕が車イスのお世話になりながら帰国の途につく事が無いように!と。

  もうすぐ6月、梅雨を乗り切れば暑い夏を迎え空手道場は合宿シーズンに突入です。 今夏、我が道場は三浦道場との合同合宿を早い時期に行い、夏休みに入ってからは、他道場に合宿の参加了承をいただき、色々と勉強をしてみたいと思っています。身体が動く内にあちこち飛び回り、頭が働く内に色々と学び取り、我が空手道人生を大いに謳歌しようと考える今日この頃です。押忍

inserted by FC2 system