最近の出来事 August 15, 2012

 先日、JAL機が御巣鷹に墜落して早や27年が過ぎたとのニュースが流れていました。遺族にとって、その年月は短く感じられたことでしょう。 僕自身は身内なり、親類、知人が被害に遭ったわけではありませんが、あの日の出来事は今でも鮮明に浮かんできます。 当時、日航機が行方不明になったニュースを稽古後にヘトヘトになりながら立ち寄った銭湯のテレビで知り、その後、御巣鷹山に墜落している事が分かり、真っ暗闇の中、険しい道のりを自衛隊・消防・警察が救助に向かっているとの情報を伝えていました。その日からどのテレビをつけてもこのニュース一色で特に絶望の中、数人の生存者が見つかると救助されるシーンが繰り返し、繰り返し流されていたように記憶しています。 それまで飛行機に乗る機会のなかった僕もその事故以来、飛行機に搭乗する機会には最後尾に近い座席を取るようにし、生き残るチャンスを模索しました。 ただ、何の確証も根拠もないのに・・・。あんなこんなで27年の歳月が流れ、その間にこの航空会社で数年間働く機会があり、それまで縁のなかった飛行機とより密接に関わり、整備士・パイロット・乗務員の大変さを見聞きして『その立場にならないと実感できない事多し』の感をより強めるに至りました。 数年前にはレコーダーに残った墜落直前のコックピット内での決死のやり取りが公開され、涙していた多くのパイロットに出会いました。 合掌

  話変わって、今月初頭は大阪の松岡道場が主催する夏合宿参加を皮切りに高知、香川と10日間の娘と車での二人旅をしてきました。 初めてお会いする人、再会する人、幼なじみ等々、色々な人たちと飲食を共にして楽しい時を過ごせました。同行した恥ずかしがり屋の娘も彼女なりに有意義な時間を過ごせたのでは?と思います。やはり、夏となると大人も子供も行動的になり、いくら暑くても家の中でじーっとしては居られず、ぶらーっと出掛けてみたくなります。私だけかも知れませんが・・・?私にとっての健康のバロメーターになっています。シカゴに住んでいた時は2,3日の休みが取れれば行き当たりばったりの一人旅をよくしていました。 Freeway 沿いにはMotel がピンキリで存在し、気ままに飛び込みで部屋を取り、部屋が取れなければ車の中で寝る。こんな旅、もうなかなか出来ないだろうな?と一抹の淋しさを感じながらリタイアした暁には家族を伴って全米一周の車旅を目論んでいます。なんせ、あの感動を独り占めにしておくにはあまりにももったいないと感じるし、それと同時に子供達には広い視野を持って与えられた人生を切り開くキッカケにして欲しいと願っているから・・・。 常日頃『子に金を残す事はないけど節目節目で自問できる体験は積ませてやりたい』と考えています。 その為には『心身を鍛え、地球上のどこに行っても生活できる体力・知力・精神力を養わなければいけないよ!』と諭しますが『馬の耳に念仏』状態で我が家では私一人が浮いた存在になりつつあります。ついめげそうになりますが『押忍』と言い聞かせ日々過ごしております。 これまた修行かと・・・? 押忍!

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