一年の締めに! December 21, 2012

 先週末、我が道場の忘年会&クリスマス会を催しましたが、その日の朝、米国の東海岸に住んでいる友人から私の元に悲しいニュースが飛び込んできました。また学校で乱射事件があり25人を超える尊い命が犠牲となり、しかも小学校でという事情から、その殆どが67歳の子供達というショッキングな内容でした。犯人もこれまた20歳とこれから大人の仲間入りをする若さだったと知り、やるせない気持ちで一杯になりました。この事件が起こったコネティカット州には私の知人も多く住んでおり、早々に連絡を取り無事を確認しました。 犠牲者の中に私の知人はいなかったものの犠牲になった人たち、それを知らされた遺族の無念さを思うと、ただただ悲しみで胸が痛むばかりです。家族・友人だけにあらず、身近な人と、ある日突然の別れを迎えることがどれほど切なく、悔しくてやりきれない気持ちになる事か!と・・・・・。 生き別れも辛い思いですが永遠の別れとなると・・・? 

そういえば以前、知人が重い病気にかかり『余命・・・と宣告された』と悲しむ家人に対し『お前!そんなの幸せだよ!この地球上で生きる人の多くが、いつ死ぬか分からないが為に無意味に時間を過ごしてしまっているのに! 大体自分に残された時間がどれぐらいかを知れば、それなりに精一杯その時間を過ごそうと心掛けられるだろう・・・?』と慰めてはみたものの怪訝そうに見返されたのを思い出します。 

そんな事もあってかParty の際には一言『今こうしてみんなで集まってグラスを傾け乾杯が出来る事を幸せと感じ、感謝してほしい』 旨の話をさせていただきました。飲み物・料理を前に余計な時間を取るのは好きではありませんが、犠牲になった子たちと同年代の道場生を目の前にして語らずにはいられませんでした。 

  縁あって『大津道場』で稽古する人たちには常に広い視野に立って物事を見て行動できるようになってもらいたいと思っています。 先日、シカゴ市郊外でお世話になったある空手の先生が何年かぶりに帰国された際 『こんど夏にアメリカでうちの道場と一緒に合宿をやろうよ!』と提案していただきました。また、うちのシカゴ道場を預かっているJohnからは、あと23年でリタイアしてペンションプラン(勤めた会社からの退職金等の制度)を使って悠々自適に余生を過ごしたいという打診も電話であり、近い将来あの広い広いアメリカ合衆国での『大津道場合宿』を見据えて私自身が動き出さねばと心に誓った年末の寒い一日でした。 

  ふと、極寒のシカゴの年始に、ある合気道の先生が凍りついたミシガン湖で寒稽古を行い、その模様をTV中継していたのが思い出されました。『いや〜僕には出来ないな!』と ひるまず何れ厳寒の滝浴びにでも挑戦してみるか!

 何はともあれ、皆さん!良いお年をお迎えください!  押忍 

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